2019年2月6日水曜日

「いだてん」の脚本:演出 いろいろと批判ばかりが出てますねえ。 まあ 俳優を投入しすぎたからねえ。というのが率直な感想。 ただ、クドカンのドラマに関しては「あまちゃん」でその評価は揺るぎません。 いま「あまちゃん」の133回あたりを見ております。 そこでは ちょうど東日本大震災が起きた後までが描かれてます。 なんで、クドカンのドラマは視聴率が低いのに、ということに関しては 「あまちゃん」は朝ドラをまた,世間の表舞台に出した作品であり、 それまでちょこちょこ出ていた若手を一気に表舞台に出した作品です。 「あまちゃん」より前に、こんな作品はなく、そのあとも こんな作品はありません。 あと、「いだてん」について私もよく引用する「タイガー&ドラゴン」 も実験的ドラマでした。 ここで10年以上も前に「いだてん」と同じ手法を使っていたのにもかかわらず たけしさんは「クドカンは天才だね、私に落語を語らせて、それが狂言回しになるんだから」というようなことを言っていたが それはこの作品を知らなかったのでしょう。 知っているものからすると、二番煎じ。 さらに、落語の語りに関しては、笑点の司会者あたりが本物ですし、あっていたんではないかな? もし真剣に落語を語るならね。 そして「フルーツ宅配便」の感想のところでも書いたが、 松尾スズキさんでは荷が重たかった。あれも貫禄がなさすぎる。 ここも本職が良い。それか芸能人で落語をやっている風間杜夫さんあたりが最高でしょう。 さらに、 主人公の魅力が若干弱い。 日本初のメダルとか、とっているならまだしも、 胡散臭い、世界記録をはやし立てられた日には、本当に測量したのか? など世界から問題提起されてしまうような気さえする。 本番で勝つ、いわゆる公式記録に残る話が良いと思う。 実際にストックホルムでは全く論外の成績で これから描写するであろう、とんでもないエピソードがある。 いままで歴史で脚光を浴びていない人をつなぐというのも一つの手段ではあるが、何せ 記録に魅力がないのである。 また音楽も 魅力に欠ける。どんどん、既存の曲を、当時の曲をどんどん使ってもよいと思いますよ。 もう一度、再確認すると 「あまちゃん」の成功は 薬師丸ひろ子という、角川で一時代を作った女優と、 小泉今日子という、最後のアイドルスターみたいな人たちが、当時を語るという 視聴者の記憶に訴えかけていた部分も大きい。思い出してみると 尾美としのりさんはこの二人、薬師丸さんとも小泉さんとも映画で共演しているんですよ、 このように昔の関係がかぶっている点もすごく大きいと思うし、 主人公の「のん」も「あまちゃん」の前に出演した映画あたりから比較すると 「あまちゃん」初期でも変わったし、終わりの方にかけてどんどん自信をつけて成長していくさまが見て取れた。 それこそ女優の誕生を見ていたんだと思う。 その点でも、「いだてん」は何らキャスティングに被るものはなく、今旬な俳優を揃えているだけです。 そして俳優たちもすでに成長してしまった主役級ばかり。 それも違う点でしょう また「あまちゃん」は舞台出身の俳優が絶妙の間で演じていたと思う。その辺がスムースに画面が流れていた要因だったのではないか? 木野花さんの芝居、渡辺えりさんの芝居、新感線の古田新太さんの芝居、などを見ればすぐにわかると思います。 私から言わせると 大人計画は木野花さんの劇団や渡辺えりさんの劇団よりも下だったと思います。 片桐はいりさんがいた「ブリキの自発団」なんかもかなりの劇団でしたよ。 今度、NHKが大人計画と心中するような企画があるが、あれも大丈夫なのだろうか? しかし、クドカンはいま脚本をどんどん手直ししていると思いますので 面白くなっていくことと思います。 ヒントは、視聴者に懐かしいとか、そうそう、と思わせることが大事ではないかな? という前にクドカン、親せきで明治生まれの人と生前、接していたんだろうか? ギリギリの年齢ですよね。そこも聞きかじりではなく、自分の体験を真摯に活かしてほしい。 怖い筋の人もその世界の仁義というものがあったように思うよ。私は横浜だからねえ、知っているのさ。

「いだてん」の脚本:演出
いろいろと批判ばかりが出てますねえ。
まあ
俳優を投入しすぎたからねえ。というのが率直な感想。

ただ、クドカンのドラマに関しては「あまちゃん」でその評価は揺るぎません。

いま「あまちゃん」の133回あたりを見ております。
そこでは
ちょうど東日本大震災が起きた後までが描かれてます。

なんで、クドカンのドラマは視聴率が低いのに、ということに関しては
「あまちゃん」は朝ドラをまた,世間の表舞台に出した作品であり、
それまでちょこちょこ出ていた若手を一気に表舞台に出した作品です。
「あまちゃん」より前に、こんな作品はなく、そのあとも
こんな作品はありません。

あと、「いだてん」について私もよく引用する「タイガー&ドラゴン」
も実験的ドラマでした。
ここで10年以上も前に「いだてん」と同じ手法を使っていたのにもかかわらず
たけしさんは「クドカンは天才だね、私に落語を語らせて、それが狂言回しになるんだから」というようなことを言っていたが
それはこの作品を知らなかったのでしょう。
知っているものからすると、二番煎じ。
さらに、落語の語りに関しては、笑点の司会者あたりが本物ですし、あっていたんではないかな?
もし真剣に落語を語るならね。

そして「フルーツ宅配便」の感想のところでも書いたが、
松尾スズキさんでは荷が重たかった。あれも貫禄がなさすぎる。
ここも本職が良い。それか芸能人で落語をやっている風間杜夫さんあたりが最高でしょう。

さらに、
主人公の魅力が若干弱い。
日本初のメダルとか、とっているならまだしも、
胡散臭い、世界記録をはやし立てられた日には、本当に測量したのか?
など世界から問題提起されてしまうような気さえする。
本番で勝つ、いわゆる公式記録に残る話が良いと思う。
実際にストックホルムでは全く論外の成績で
これから描写するであろう、とんでもないエピソードがある。
いままで歴史で脚光を浴びていない人をつなぐというのも一つの手段ではあるが、何せ
記録に魅力がないのである。

また音楽も
魅力に欠ける。どんどん、既存の曲を、当時の曲をどんどん使ってもよいと思いますよ。


もう一度、再確認すると
「あまちゃん」の成功は
薬師丸ひろ子という、角川で一時代を作った女優と、
小泉今日子という、最後のアイドルスターみたいな人たちが、当時を語るという
視聴者の記憶に訴えかけていた部分も大きい。思い出してみると
尾美としのりさんはこの二人、薬師丸さんとも小泉さんとも映画で共演しているんですよ、
このように昔の関係がかぶっている点もすごく大きいと思うし、
主人公の「のん」も「あまちゃん」の前に出演した映画あたりから比較すると
「あまちゃん」初期でも変わったし、終わりの方にかけてどんどん自信をつけて成長していくさまが見て取れた。
それこそ女優の誕生を見ていたんだと思う。
その点でも、「いだてん」は何らキャスティングに被るものはなく、今旬な俳優を揃えているだけです。
そして俳優たちもすでに成長してしまった主役級ばかり。
それも違う点でしょう

また「あまちゃん」は舞台出身の俳優が絶妙の間で演じていたと思う。その辺がスムースに画面が流れていた要因だったのではないか?
木野花さんの芝居、渡辺えりさんの芝居、新感線の古田新太さんの芝居、などを見ればすぐにわかると思います。
私から言わせると
大人計画は木野花さんの劇団や渡辺えりさんの劇団よりも下だったと思います。
片桐はいりさんがいた「ブリキの自発団」なんかもかなりの劇団でしたよ。

今度、NHKが大人計画と心中するような企画があるが、あれも大丈夫なのだろうか?

しかし、クドカンはいま脚本をどんどん手直ししていると思いますので
面白くなっていくことと思います。
ヒントは、視聴者に懐かしいとか、そうそう、と思わせることが大事ではないかな?
という前にクドカン、親せきで明治生まれの人と生前、接していたんだろうか?
ギリギリの年齢ですよね。そこも聞きかじりではなく、自分の体験を真摯に活かしてほしい。

怖い筋の人もその世界の仁義というものがあったように思うよ。私は横浜だからねえ、知っているのさ。

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